日本人とシカの結びつき
縄文時代の人々の主な狩猟対象は鹿と猪でした。日本語の「シカ」という言葉の語源は肉(食肉)を意味する「シ」(シシ)と毛皮を意味する「カ」が合わさったものと考えられています。古代人がシカを衣食両方の重要な供給源として見なし、非常に近い距離で関わり合っていたことがうかがえます。
万葉集は7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集です。天皇陛下、貴族から下級官人、防人などさまざまな身分の人間が詠んだ歌を4500首以上も集めたもので、成立は759年(天平宝字3年)以後とみられています。
その万葉集の中に「鹿の為に痛みを述べて」という歌があります。「私の体は、角から耳から爪から毛から肉から内蔵まで利用でき、それら全てを大君に捧げます」という意味で、この時代の人びとがシカを余すことなく利用していたことがうかがえます。
また万葉集の中で鹿(しか)を詠んだ歌は、68首その事からも鹿と人との繋がりの深さが伺えます。
日本では古来からシカを食料としてシカと共に暮らして来たことが解ります。
また、戦国時代にはシカ革が武具の素材として重用されました。日本の戦国時代で強い武将の多くが「鹿の角」を愛用しています。
山中鹿之助、本多忠勝、真田雪村、長宗我部信親など挙げれば多くの武将が「鹿の角」を兜に装着し愛用しています。武士には神聖さに加え、鹿は俊敏の象徴として騎馬武者の機動力を顕すものと捉えたようです。
鹿は昔から日本人と深い結びつきを持っていました。
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